
日本版DBSは、まだ義務じゃないと聞いたけど…

対応しなかったら、何か困ることはあるの?

ここまで読んでくださった方ほど、
この疑問が自然に浮かんでくると思います。
この第9回では、
“対応しないとどうなるか”を、煽らず・現実的に整理します。
「罰則」よりも影響が出やすいものがあります
日本版DBSに対応しなかったからといって、
いきなり罰則や処分が科される、という話ではありません。
ただし、
信頼・説明責任・事業継続の面で、
じわじわと影響が出る可能性がある
という点が、とても重要です。
「対応しない=違法」ではありません(2026年1月時点)
まず安心していただきたいのは、
現時点で日本版DBSは
- すべての事業者に一律の義務
- 対応しない=即アウト
という制度ではありません。
ですので、
- 知らなかっただけで違法
- すぐに行政処分
といった心配は、基本的には不要です。
「影響が出やすい場面」とは
では、どんな場面で影響が出やすいのでしょうか。
① 保護者・利用者からの「質問」
今後、こんな質問を受ける可能性があります。
- 「日本版DBSには対応していますか?」
- 「子どもの安全対策は、どうなっていますか?」
このとき、
- 制度を知らない
- 何も説明できない
という状態だと、それだけで不安を与えてしまうことがあります。
対応の有無よりも、「どう考えているか」が見られる場面です。
② 取引先・委託元からの確認
業務委託や連携がある場合、
- 委託元から体制確認を求められる
- 新しい契約条件に盛り込まれる
といった形で、日本版DBSが話題に出ることも考えられます。
ここでも、
- 何も知らない
- 準備ゼロ
だと、信頼面でマイナスになる可能性があります。
③ 将来的な制度変更への対応が遅れる
日本版DBSは、
- 段階的に制度を整える
- 対象や方法を明確にしていく
という前提で進んでいます。
そのため、
- 対象が広がる
- 一部が義務化される
といった変更があった場合に、何も知らないと、急に対応を迫られることになります。
「対応している」ことの意味は、幅があります
ここで大切なのは、
「対応している」=完璧な手続きが終わっている
ではない、という点です。
現時点での「対応している」は、
- 制度を理解している
- 自分の業務との関係を整理している
- 聞かれたら説明できる
このレベルでも、十分に意味があります。
よくあるNG対応
「対応しない」と同じくらい、
注意したいのが次のような対応です。
- よく分からないまま形だけ整える
- 過剰に厳しいルールを作る
- 説明できない書類を置く
これらは、かえって不信感を生むことがあります。
日本版DBSは「姿勢」を見られる制度

日本版DBSは、
- 書類をそろえたか
- 手続きをしたか
だけを見る制度ではありません。
むしろ、
子どもの安全について、
どう考え、どう向き合っているか
という 姿勢 が問われる制度です。
- 全く知らない
- 無関心
- 説明できない
よりも、
- 知っている
- 考えている
- 準備を進めている
この違いが、将来的に大きくなります。
今、無理に「完了」を目指さなくていい理由
ここまでを踏まえると、
今の段階で目指すべきゴールは明確です。
- 完璧な対応ではなく
- 慌てない状態
です。
制度が動いたときに、
- 何から手を付ければいいか分かる
- 判断の軸を持っている
この状態でいられれば、十分です。
まとめ|第9回のポイント
- 現時点で、対応しない=違法ではない
- ただし、信頼・説明責任で影響が出やすい
- 「対応している」の幅は広い
- 過剰対応もリスクになる
- 今は“慌てない準備”が最大の対策
日本版DBSは、静かに、でも確実に影響が広がっていく制度です。
ここまで読んで準備できていれば、将来、急に話題に出ても落ち着いて対応できます。
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