
日本版DBSの考え方は分かってきた。

でも、今の段階で何をしておけばいいの?

法律施工前段階で義務ではないと聞くと、何もしなくてよさそうに感じますし、
一方で、後から慌てるのも避けたい。
この“ちょうどいい距離感”が分からず、悩む方がとても多いです。
この第8回では、
今すぐ重い対応をしなくてもできる、現実的な準備を、
チェックポイント形式で整理します。
「知る・整理する・説明できる」が今のゴール
現時点での目標は、
日本版DBSについて
- 知っている
- 自分の業務を整理できている
- 聞かれたら説明できる
この3つです。
手続き完了や書類完備まで求める必要はありません。
チェック① 自分の業務を「3つの視点」で整理する
第5回・第6回で解説した、日本版DBSの3つの視点を使って、まずは棚卸しをしましょう。
- 子どもと直接関わるか
- 継続的・反復的な関わりか
- 業務として関わっているか
業務を紙やメモに書き出し、どの業務が該当しそうかを分けるだけでOKです。
チェック② 「対象になりやすい場面」を把握する
次に、リスクが高くなりやすい場面を把握します。
- 1対1で接する時間がある
- 家庭や閉じた空間に入る
- 保護者の目が届きにくい
- 未就学児・低学年が中心
すべてをなくす必要はありません。
「どこがポイントか」を知ることが大切です。
チェック③ 説明に使える「一言」を用意しておく
準備として、とても効果的なのがこれです。
例:聞かれたときの一言
「日本版DBSは、子どもを守るための制度で、犯罪歴の確認も含まれますが、今は段階的に進められているところです。
当方でも、制度の趣旨を踏まえて体制の整理を進めています。」
完璧でなくて構いません。
“知っていて、考えている”ことが伝わるだけで、安心感は大きく変わります。
チェック④ いきなり書類を作らない
よくある失敗が、
- とりあえず同意書を作る
- 雛形をそのまま使う
という対応です。
日本版DBSは、
- 制度の理解
- 業務内容との整理
が先に来ます。
書類は「必要になってから」で十分です。
今は焦らなくて大丈夫です。
チェック⑤ 将来の変化を想定しておく
今は対象外でも、次のような変化で状況は変わります。
- スタッフを雇う
- 業務委託を使う
- 子ども向けサービスを拡大する
- 対面業務を増やす
「変わったら、もう一度考える」
この姿勢を持っておくだけで、対応はぐっと楽になります。
「やらなくていいこと」も知っておきましょう

不安を減らすために、今は不要なことも整理します。
- 警察に問い合わせる
- 勝手に犯罪歴を調べようとする
- すべての従事者に一律の対応を求める
- 重たい規程をいきなり作る
これらは、日本版DBSの考え方に合いません。
まとめ|第8回のポイント
- 今の目標は「知る・整理する・説明できる」
- 3つの視点で業務を棚卸しする
- リスクが高くなりやすい場面を把握
- 書類作成は急がなくていい
- 変化があったら見直す
日本版DBSへの準備は、「一気にやる」ものではなく、「少しずつ整える」ものです。
ここまで読んで実行できていれば、すでに“慌てない側”に入っています。
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