スノーボード大会のドローン空撮ガイド|行政書士が教えるイベント上空の許可・立入管理・当日の安全運用

リク
リク

スノーボード大会の空撮をドローンで残したいけれど、
イベント上空って飛ばしても大丈夫なの?

アイミ
アイミ

許可が必要って聞くけど、正直よくわからない…

キリヒラク
キリヒラク

こんなご相談を、冬の時期になるとよくいただきます。

実は、スキー場やスノーボード大会でのドローン撮影は、
普通の空撮よりも難易度が高く、法律上も“特別な許可”が必要な場面が多いんです。

私はもともと スノーボードインストラクター として現場に立っていました。
滑走ライン、地形の癖、選手の動きの読み方など、
雪山での「動き・危険」を熟知しているのが大きな強みです。

現在は 行政書士として許可申請のサポートをしつつ、
ドローンパイロットとして空撮も行っています。

その経験を活かし、2023年には
Mt FUKUI IZUMI Banked Slalom 2023 にて、
イベント上空飛行許可を取得し、実際に大会の空撮を担当しました。

この記事では、
その実体験も交えながら
「スノーボード大会でのドローン撮影と、イベント上空の許可」 について、
初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

結論からいえば、
スノーボード大会=イベント上空の特定飛行に該当しやすいからです。

大会では、

  • 選手が集中するスタート地点・コース
  • 観客エリア
  • スタッフ動線
  • 救護スタッフの待機場所

など、人が密集する状況が非常に多いのが特徴。

そのため国交省は、

  • 人・物件に接近して飛行する「特定飛行」
  • イベント上空(催し場所)の飛行
  • 第三者上空の飛行

これらに該当し、
事前に国土交通省の「飛行許可・承認」が必須になります。

特にスキー場特有の環境として、

  • 風の流れや天候が急変する
  • 気温でバッテリー性能が落ちる
  • 白い雪面の反射による視認性低下
  • コース上の「ブラインド」地形
  • 不特定多数の観客がいる

こうしたリスクも重なり、安全管理は通常のドローン空撮よりも数段レベルが上がります。

【実体験】Mt FUKUI IZUMI Banked Slalom 2023での撮影

ここからは、私が実際に担当した大会での流れをご紹介します。
これから大会で飛行したい方の参考になるはずです。

こちらは実際に私が空撮した動画です。
よければ見てください。

主催者からの相談

主催者さまから
「大会の迫力あるシーンをドローンで撮影したい」
とのご依頼。

ただし、
「イベント上空の安全管理が不安」
とのご相談も受けました。

ここで活きたのが、

  • 行政書士としての“ドローン飛行許可申請の専門知識”
  • 元スノーボードインストラクターとしての“雪山経験”

両方をふまえて、
安全に飛行できるコース設定と許可申請プランを作成しました。

飛行許可の申請(DIPS)

イベント上空のため、国交省へ「催し場所上空の飛行許可」を申請。

  • 飛行範囲
  • 補助者の配置
  • 立入禁止区画の設定方法
  • 補助者の動き
  • 想定するリスクと回避方法
  • 当日の気象対応

これらを細かく書き込み、
主催者と安全体制をすり合わせました。

当日の空撮

気温・風・雪質を現地でチェックし、
安全が確保できる位置から撮影を開始。

インストラクターとしての経験が活きたポイント

  • 選手のライン取りの予測
  • コース外へ飛び出しやすいポイントの把握
  • 滑走スピードを読みながら高度・距離を調整
  • 選手の“癖”によるリスク把握
  • スタッフ動線を熟知した上での安全設計

結果、選手の迫力あるターンやコース取りまで、安全にしっかり撮影することができました。

主催者さまにもとても喜んでいただけました。

スノーボード大会で必要な許可・調整

大会でドローンを飛ばすには、実はたくさんの“見えない準備”があります。

国交省の飛行許可・承認

  • 催し場所上空
  • 第三者上空
  • 立入管理
  • 補助者配置
  • 安全マニュアルの提出

スキー場との調整

  • 飛行していい高度・範囲
  • 他イベントとの干渉
  • 運行スタッフの動線
  • パトロールとの協力体制

当日の安全管理

  • 風・気温・雪質の変化
  • バッテリー管理(低温時の劣化)
  • 選手動線の把握
  • 観客の動きの予測
  • 緊急時の着陸場所の確保

行政書士に依頼するメリット

スノーボード大会のドローン空撮は「許可が難しいからやめておこう…」
と悩む方がとても多いです。

でも、ドローン飛行許可専門の行政書士に相談することで、そのハードルは一気に下がります。

行政書士ならではのメリット

  • 許可申請の“審査基準”を理解している
  • 主催者との調整まで丸ごと任せられる
  • 書類作成・立入管理方法まで作成可能
  • リスク説明・安全計画も対応
  • 飛行マニュアル適用の判断が正確
  • 現場での安全体制づくりが早い

さらに、私の場合は…

  • ① 元スノーボードインストラクター
    → 地形・滑走ラインを理解した「雪山の専門家」
  • ② ドローンパイロット
    → 現場で安全に飛ばせる技術を持つ
  • ③ 行政書士
    → 許可申請と安全体制構築のプロ

3つの専門性が揃った行政書士という点が私の強みかもしれません。

安全管理と空撮品質の両面で「大会主催者が安心して任せられる」という評価をいただきました。

キリヒラク
キリヒラク

スノーボードもお教えしますよっ!

ご依頼までの流れ

スノーボード大会やスキー場イベントで「ドローンで空撮したい」と思っても、多くの方が最初に悩むのが、

  • どんな許可が必要?
  • 主催者とどう調整するの?
  • 安全管理ってどうすればいいの?

といった 事前準備のわかりにくさ です。

ここでは、初めての方でも安心して進められるよう、ご依頼から当日の空撮までの流れ を、ステップごとに丁寧に解説します。

お問い合わせ(まずはお気軽に)

まずは、

  • 「大会でドローン撮影をしたい」
  • 「イベント上空の許可が必要?」
  • 「どこから手をつければいいかわからない」

といったお悩みを、気軽にご相談ください。

相談方法は以下からお選びいただけます。

  • LINE
  • お問い合わせフォーム
  • メール
  • お電話

専門用語は使わず、初心者にも理解しやすい言葉でお答えしますのでご安心ください。

大会・撮影内容のヒアリング

お問い合わせをいただいたら、
まずは 大会や撮影したい内容を詳しく伺います。

例えば——

  • 大会の日時・場所
  • コースの形状
  • 参加者数・観客の規模
  • 撮影したいポイント(スタート/ターン/ジャンプなど)
  • どこで飛ばしたいか
  • 主催者さまのご意向

ヒアリングは、初めての方でも答えやすいように
「はい・いいえ」で回答できる質問形式で進めます。

さらに、私は 元スノーボードインストラクター ですので、
大会レイアウトや滑走ラインなど、専門的な話もスムーズです。

最適な飛行プランのご提案

ヒアリング内容をもとに、
行政書士として 「安全に飛ばせるプラン」 を作成します。

ご提案内容は以下のようなものです。

  • 飛行可能なエリア
  • 飛行禁止となる危険区域
  • 撮影しやすいコースポイント
  • 風や天候を考慮した安全設計
  • 必要になる許可・承認の種類
  • 補助者の人数と配置位置
  • 緊急時の対策

ここでは 法律上の条件 × 雪山の特性 × 大会運営の流れ をすべて考慮して設計します。

※行政書士であり、ドローンパイロットであり、元インストラクターである私だからこそできる部分です。

国土交通省への「飛行許可・承認」申請

スキー場やスノーボード大会では、ほぼ確実に

  • 催し場所上空の飛行
  • 第三者上空の飛行
  • 立入管理
  • 補助者の配置

などが必要になり、
国土交通省の許可が必須 となります。

許可申請では、以下のような書類を行政書士として作成します。

  • 詳細な飛行計画書
  • 立入管理の方法
  • 補助者の配置・役割
  • 安全マニュアルの適用
  • 当日の運営体制
  • リスクの想定と回避策
  • 大会主催者・スキー場との調整内容

ご依頼主さまは、「基本的に必要書類をこちらに送るだけ」で大丈夫です。

面倒な入力や専門用語の理解は不要です。

主催者・スキー場との調整

大会やスキー場との調整も、
ご依頼主さまに代わってすべて行います。

  • コース上空の飛行が許可されるか
  • 観客エリアとの距離
  • 他イベントとの干渉
  • 選手動線との安全管理
  • ドローン飛行の時間帯
  • 良い映像を撮るための動線確保

元インストラクターとして、
スキー場のスタッフ動線・パトロールの流れも理解しています。

そのため「安全に飛ばせる場所」を
現場目線で見つけることができます。

当日の機材準備・安全体制の構築

当日は以下のようなことを行います。

  • ドローンの点検(プロペラ・センサー等)
  • バッテリーの温度管理(雪山は冷えるため重要)
  • 飛行ルートの最終確認
  • コースレイアウトのチェック
  • 主催者との最終打合せ
  • 補助者との動きの共有
  • 緊急着陸ポイントの確認

雪山は気象の急変が多いので、その場の判断力と経験がとても大切です。

ここでも インストラクター時代の雪山経験 が役立ちます。

大会の空撮(安全最優先で実施)

いよいよ空撮本番です。

  • 選手の滑走ラインを見ながら距離を保つ
  • 風の変化を読み高度を調整
  • 観客・スタッフと安全距離を確保
  • 選手のスピードに合わせた追従
  • リスクのある箇所は事前に避けて飛行

迫力ある映像を撮りつつも、安全第一の飛行 を徹底します。

特にバンクドスラロームはコースがタイトで壁が高いため、雪面の起伏や選手のラインを理解していることが非常に重要です。

撮影データの納品

撮影した動画・写真データは、
安全に編集・整理したうえで納品します。

  • 生データ
  • ハイライト動画
  • SNS向けショート動画
  • WEBサイト向けカット
  • 主催者さま向けの素材

納品形式はご希望に合わせて柔軟に対応します。

アフターフォロー

次回の大会で、

  • 飛行ルートをどう改善するか
  • もっと迫力を出すための撮影角度
  • 安全管理の反省点
  • 立入管理の改善案

なども一緒に振り返り、
次回につながるフォローも可能です。

まとめ

スノーボード大会でのドローン空撮は、見た目以上に高度な安全管理と許可申請が必要です。

ただし、雪山・スノーボードの知識を理解した行政書士 に依頼すれば、大会主催者は安心して空撮を進められます。

私自身、インストラクター時代の経験、行政書士としての専門性、そしてドローンパイロットとしての実績を活かし、安全で迫力のある空撮のご提供に努めています。

スノーボード大会やウィンターイベントでドローン撮影をご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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