
日本版DBSは、結局、どこまでやればいいの?
勝手に調べられるのが不安…

うちは小規模だけど大丈夫?

第10回では、
日本版DBSについて特に多い疑問をQ&A形式で整理します。
「そこが知りたかった!」というポイントを、できるだけ平易な言葉でお答えします。
Q1. 日本版DBSって、前科・前歴を全部調べる制度ですか?
いいえ、違います。
日本版DBSで確認の対象になるのは、
- 法律で定められた
- 子どもに対する特定の性犯罪などに限定
されています。
万引きや交通違反など、子どもの性犯罪と関係のない犯罪まで調べる制度ではありません。
Q2. 本人に内緒で、勝手に調べられることはありますか?
ありません。
日本版DBSでは、
- 本人への説明
- 本人の同意
が前提です。
こっそり調べる、
知らないうちに確認される、
という仕組みではありません。
Q3. 本人が警察署に行って申請するのですか?
いいえ。
日本版DBSは、
本人が警察に行って「犯罪歴を調べてください」と申請する制度ではありません。
確認を行うのは、
- 法律にもとづいて
- 事業者が申請し
- 国(行政機関)が、警察と連携して行う
という仕組みです。
本人はあくまで「同意する立場」です。
Q4. 犯罪歴があったら、必ず仕事ができなくなりますか?
必ずしも、そうではありません。
日本版DBSは、
- 一律に排除する制度
- 自動的にNGを出す制度
ではありません。
- 業務内容
- 子どもとの関わり方
- 配置や役割の見直し
などを含めて、適切な判断を行うための材料として使われます。
Q5. 個人事業主・一人経営でも関係ありますか?
業務内容によっては、関係します。
判断の基準は、
- 法人か個人かではなく
- 子どもとどう関わっているか
です。
- 直接関わる
- 継続的に関わる
- 業務として関わる
この3点が重なる場合、個人事業主でも日本版DBSとの関係が生じます。
Q6. 小規模だから、後回しでいいですか?
「今すぐ義務」というわけではありませんが、完全に無関心でいるのはおすすめできません。
なぜなら、
- 保護者や利用者から質問される
- 取引先や委託元から確認される
といった場面では、説明できるかどうかが信頼に直結するからです。
また、
Q7. 同意書や規程は、今すぐ作るべきですか?
必ずしも必要ありません。
現時点で大切なのは、
- 制度の趣旨を理解する
- 自分の業務との関係を整理する
- 聞かれたときに説明できる状態にする
ことです。
書類は、必要になった段階で整えれば十分です。
Q8. 対応していないと、将来困りますか?
罰則がすぐにある、という話ではありません。
ただし、
- 信頼面で不利になる
- 制度変更時に慌てる
といった可能性はあります。
「完璧に対応する」よりも、「慌てない状態を作る」ことが大切です。
Q9. 日本版DBSは、怖い制度ではありませんか?
不安に感じる方が多いですが、
日本版DBSは、
- 誰かを疑うため
- 監視を強めるため
の制度ではありません。
目的は一貫して、子どもを守るための環境づくり
そのために、人権やプライバシーにも配慮した設計がされています。
Q10. 今、何から始めればいいですか?
今すぐできることは、とてもシンプルです。
- 自分の業務を振り返る
- 子どもと関わる場面を書き出す
- 日本版DBSの考え方を知っておく
この3つだけでも、将来の不安はかなり減ります。
まとめ|第10回のポイント
- 日本版DBSは限定的・慎重な制度
- 勝手に調べられることはない
- 個人事業主でも関係することがある
- 今は「知って、整理して、説明できる」が目標
- 過剰に怖がる必要はない
「よく分からないから不安」という状態から、
「分かっているから、落ち着いていられる」
ここまで来ていれば、日本版DBSとの向き合い方は、かなり整っています。
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