【ドローンパイロット必見】2025年無人航空機の飛行計画の通報要領が改正!—初心者にもわかる解説と今後の注意点

キリヒラク
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こんにちは、キリヒラク行政書士オフィスです。

リク
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飛行計画の通報って何?

アイミ
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通報要領が改正されたって聞いたけど、自分に関係ある?

キリヒラク
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そんな疑問をお持ちの方へ、2025年3月17日に改正された「無人航空機の飛行計画の通報要領」について、初心者の方にもわかりやすく、丁寧に解説していきます。

ドローンを飛ばすには、「飛行の安全確保」のために、事前に国にその飛行計画を通報する義務がある場合があります。

これは、空を共有する他の航空機(ヘリや飛行機)との衝突リスクを減らすための制度です。

飛行計画の通報が必要となるケース(=特定飛行)

次のような飛行を行う場合、「特定飛行」として通報が必要です。

  • 空港周辺の空域での飛行
  • 地表または水面から150m以上の高さを飛行
  • 人口集中地区(DID)での飛行
  • 夜間飛行目視外飛行
  • 人や物件から30m未満での飛行
  • 危険物輸送や物件投下などの特殊な飛行

これらの飛行を行う際には、原則として飛行の前日までに「飛行計画の通報」を行わなければなりません。

「通報要領」とは?どういう内容が書かれている?

「無人航空機の飛行計画の通報要領」とは、
無人航空機を安全に飛行させるために必要な「飛行計画通報」の方法や手順を定めたガイドラインです。

内容としては、以下のような点が定められています。

  • 通報に必要な情報(機体、操縦者、飛行経路など)
  • 通報のタイミングと変更・中止の方法
  • 使用するシステム(現在はDIPS2.0)
  • 複数機体を使用する場合の注意点

【重要】2025年3月17日改正のポイント

今回の改正で特に注目すべきポイントは以下のとおりです。

1. 登録されていない機体では通報できない仕様に

以前までは、機体登録が完了していなくてもDIPS上で飛行計画通報が可能でしたが、今回の改正で登録外機体は通報できないように仕様変更されました。

未登録機体=飛ばせないという構図がより明確に。

2. 通報はFISSではなく「DIPS2.0」で実施

これまで通報の場として利用されていたFISS(Flight Information Sharing System)は段階的に廃止され、現在はDIPS2.0(無人航空機の情報システム)で通報を行います。

3. 機体情報・操縦者情報の一致性が重視

通報時の機体情報と、DIPS2.0に登録されている内容に不一致があると通報が受け付けられない仕様となっています。

→ 名義変更や機体の買い替え時は、DIPS2.0での情報更新が必須です。

どういう人が影響を受けるのか?

この改正によって影響を受けるのは以下のような方々です。

  • ドローンを飛ばしている方
  • 複数台のドローンを保有している法人やフリーランス
  • 新たに機体を導入したばかりで登録が追いついていない人
  • 空撮・測量・農業・インフラ点検等の業界に関わる方

とくに業務でドローンを活用している方は、「通報できない=業務が止まる」事態になりかねないため、非常に重要なポイントです。

改正された理由と背景

なぜこのような改正が行われたのでしょうか?

その背景には、以下のような社会的課題があります。

  • 登録されていない機体による違法飛行の増加
  • 空域管理の煩雑化と安全リスクの拡大
  • 災害時・空港周辺での緊急対応の支障

つまり、国としては「誰がどの機体を、どこで飛ばすか」を完全に把握したいという狙いがあります。

これにより、事故やトラブル発生時の迅速な対応や責任の明確化が可能になるのです。

ドローンパイロットが注意すべきこと・やるべきこと

この改正を受けて、ドローンパイロットが注意すべき点をまとめました。

  • 機体登録を確実に行う(DIPS2.0で確認)
    → 機体情報に不備がないか、必ずDIPS2.0でチェック。
  • 通報前に情報を見直す
    → 通報時の「機体番号」「操縦者情報」「飛行日時」などに誤りがないか要確認。
  • DIPS2.0の使い方に慣れておく
    → 新しいシステムに対応できないと、現場で手間取る可能性があります。

行政書士ができること~制度対応に不安がある方へ~

今回の改正は、ドローンパイロットにとって「事前準備の徹底」がますます重要になったことを示しています。

登録されていない機体では飛ばせない。
通報がなければ飛行できない。

制度をしっかり理解しておくことで、トラブルの予防にもつながります。

その反面、制度変更に伴い、現場では次のような声も多く聞かれます。

「登録と通報の仕組みが複雑でよくわからない…」
「新しいDIPS2.0の操作方法が不安」
「許可・承認も一緒に相談したい」

そんなときこそ、行政書士の出番です。

キリヒラク行政書士オフィスでは、

  • 無人航空機の登録手続き
  • 許可・承認申請のサポート
  • 飛行計画通報の代行・サポート
  • 事業者向けの運用体制づくり支援
  • 補助者対応サポート

まで一括で対応可能です。
ドローンの運用に関して、手続き面での不安はすべてお任せください。

あなたの空の仕事が安全でスムーズに行えるように。
必要なときには、キリヒラク行政書士オフィスが全力でサポートいたします!