ペットカフェの店名変更・法人化手続きと動物取扱業登録の変更届|忘れずに行うべき実務と注意点

キリヒラク
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こんにちは。キリヒラク行政書士オフィスの行政書士 小寺です。

今回は、

リク
リク

ペットカフェの名前を変えたい

アイミ
アイミ

法人に変更したいけど、手続きってどうすればいいの?

キリヒラク
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とお悩みの方へ、必要な手続きや注意点を初心者の方にもわかりやすく、丁寧に解説していきますね。

ペットカフェの名称を変更したり、個人事業から法人化する場合、動物取扱業登録の変更手続きが必須です。

この届出を怠ると行政指導や罰則の対象になることもあるので、忘れずに行いましょう!

主な変更内容と手続きの種類

  • 店名変更
    → 動物取扱業登録変更届出書の提出
  • 法人化
    → 新たに法人名義で登録し、旧登録の抹消届出

必要書類と提出先

店名変更の場合

  • 動物取扱業登録変更届出書(自治体の書式)
  • 現行の登録証原本

法人化の場合

  • 動物取扱業登録申請書(法人名義)
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 動物取扱責任者の資格証明書類
  • 旧登録の抹消届出書

提出先

営業所所在地の自治体(保健所や動物愛護センター)

自分で手続きする場合の注意点

ペットカフェの店名変更や法人化の際、動物取扱業登録の変更手続きを自分で行うこともできますが、いくつか注意点があります。

手続きの期限に注意

変更があった日から30日以内に変更届を出さないといけません。

この期限を過ぎると、行政指導や過料の対象になる場合もありますので、忘れずカレンダーにメモしておきましょう。

自治体によって書類や様式が違う

自治体(保健所や動物愛護センター)ごとに、必要な書類や届出書の様式、添付書類が異なる場合があります。

「以前〇〇市はこれでOKだったから、今回もこれで…」と進めてしまうと、受付できませんと言われることも。

事前に必ず営業所所在地の自治体へ確認を取りましょう。

書類の記入ミス・記載漏れに注意

誤字脱字、必要書類の不足、押印忘れ、添付書類の有効期限切れなど、ちょっとしたミスがあると受理されません。

再提出になると手続きが長引き、営業上のリスクにもなるので慎重に進めましょう。

法人化の場合は旧登録の抹消も必要

個人事業から法人に変わる場合は、新しい法人名義での登録申請だけでなく、個人名義の登録の抹消届も忘れずに出しましょう。

これを怠ると、「無許可営業」扱いになるおそれがあります。

よくある違反事例5選

動物取扱業の手続きに関して、実際にありがちな違反例を5つ挙げます。

知らずにやってしまう方も多いので要注意です。

違反事例内容
① 店名変更後も旧店名のまま営業動物取扱業登録の表示内容と実際の営業店名が違うと、表示義務違反となります。
② 法人化したのに旧個人名義で営業登録を法人名義に変更せず営業を続けると「無許可営業」扱いになる可能性。
③ 変更届を出さず営業継続店名・法人化・責任者の変更などがあったのに、届出を怠ると行政指導・改善命令の対象。
④ 登録証を更新せずそのまま掲示登録証は変更・更新後のものを掲示しないと違反です。
⑤ 動物取扱責任者を変更したのに未届け責任者が退職・異動した場合、変更届を提出しないと違反になります。

行政書士に依頼する場合のメリットと流れ

「忙しい」「書類が苦手」「自治体の対応が不安」という方は、行政書士に依頼するのがおすすめ。

その理由と流れを詳しく説明しますね。

行政書士に依頼するメリット

  • 書類の記入ミスや不備の心配がない
  • 自治体ごとのルールにもスムーズに対応
  • 書類作成から提出、登録証の受け取りまで丸ごと任せられる
  • 法人化の場合の登記手続きは司法書士と連携し、ワンストップで対応できる
  • 法改正の最新情報も適切にアドバイス

時間も労力も節約でき、トラブルを未然に防げるので、安心して本業に専念できます。

行政書士に依頼する流れ

初回相談

「店名を変えたい」「法人化する予定」など状況を伝えます。

必要事項のヒアリング

新しい店名や法人の登記情報、営業所所在地などを聞き取り。

必要書類の案内・準備サポート

揃えるべき書類・添付資料の案内。必要なら取得代行も。

変更届出書の作成

記載ミスや不備のない書類を行政書士が作成。

行政窓口への提出代行

行政書士があなたの代わりに自治体窓口へ提出・やり取り。

手続き完了の報告と登録証の受け取り

無事完了後、新しい登録証も受領・引き渡し。

登録後の義務と注意点

手続きが完了しても、登録後の義務は毎日続くものです。
怠ると営業停止や登録取消のリスクも。

必ず守りましょう。

新しい登録証の掲示

営業所内の見やすい場所に常時掲示が必要です。
古いものは破棄。

動物取扱責任者の配置

常時1名以上の責任者を営業所ごとに置く必要があります。
責任者が退職したら速やかに変更届を提出。

飼養・保管記録の管理

動物の種類、頭数、入退去の日時、死亡や譲渡状況などを正確に記録・保管します。

自治体の立入検査でも確認されます。

苦情対応体制の整備

利用者からのクレームや事故への対応窓口を整え、記録する義務があります。

法改正への対応

動物愛護法などの法改正があった場合は、すぐに内容を確認し、必要な変更手続きを行いましょう。

まとめ

動物取扱業登録の変更手続きは、自分でもできますが細かいルールや期限が多く注意が必要です。

ペットカフェの店名変更・法人化を行う際は、動物取扱業登録の変更届を必ず提出する必要があります。

手続きに不安がある方や、いそがしくて時間が取れない方は、行政書士に相談・依頼することで安心してスムーズに完了できます。
ぜひお気軽にご相談くださいね。

あなたのペットビジネスの安心・安全をしっかりサポートします!

次回予告

次回は「ブリーダーの飼養頭数管理と行政対応」について、具体例を交えながら初心者の方にもわかりやすく解説していきますので、どうぞお楽しみに!

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