まずは知っておこう! ドローンを飛ばせる場所の基本ルール

リク
ドローンを買ったけど、どこで飛ばせばいいの?

アイミ
許可ってどうやって取るの?

キリヒラク
ドローンを飛ばすには、法律や管理者のルールを守ることが必須です。
知らずに飛ばすと、法律違反になったり、トラブルになったりすることも…。
でも大丈夫!この記事では、初心者でも迷わず安全にドローンを飛ばせる方法を、行政書士がわかりやすく解説します!
ドローンを飛ばすための関係法令を解説
ドローンは飛ばす場所や方法によって、許可をとる相手が変わります。
ここではその一例をご紹介します。
(1) 航空法(国土交通省管轄)
- 空港周辺
- 高度150m以上の飛行
- 人口集中地区(DID地区)
- 人又は物件から30m以上の距離が確保できない飛行
- 夜間・目視外飛行・イベント上空飛行
▶ 許可申請先:国土交通省(DIPS2.0)
(2) 小型無人機等飛行禁止法(警察庁管轄)
- 国の重要施設(首相官邸・国会・原発・自衛隊基地)の周辺は飛行禁止。
▶ 許可申請先:管轄の警察署
(3) 道路交通法(警察庁管轄)
- 道路上空での飛行には道路使用許可が必要。
▶ 許可申請先:管轄の警察署
(4) 河川法(国土交通省・自治体管轄)
- 河川敷での飛行は、管理者(国・都道府県・市町村)の許可が必要。
▶ 許可申請先:国土交通省・都道府県の河川管理事務所
(5) 港湾法・海岸法(国土交通省・自治体管轄)
- 港湾・海岸エリアでは、自治体や港湾管理団体の許可が必要。
▶ 許可申請先:港湾管理者・自治体
(6) 自然公園法(環境省管轄)
- 国立公園や自然公園では、ドローン飛行が規制されていることが多い。
▶ 許可申請先:環境省・都道府県
(7) 文化財保護法(文化庁管轄)
- 寺社仏閣・史跡・重要文化財での飛行には、文化財管理者の許可が必要。
▶ 許可申請先:文化庁・管理団体
(8) 迷惑防止条例(各自治体管轄)
- 住宅街や学校周辺、公園などでの飛行が条例で禁止されている自治体も。
▶ 許可申請先:各自治体
どこに許可を取ればいいの? 場所別の許可申請先
- 都市部の公園
→ 管理する自治体(市役所・区役所) - 河川・湖
→ 国土交通省や自治体の河川管理事務所 - 港湾・海岸
→ 港湾管理者・自治体 - 空港周辺
→ 国土交通省(航空局) - 会社や商業施設
→ 土地の所有者(企業・管理会社) - 寺社仏閣・史跡
→ 文化庁・神社仏閣の管理者(住職・宮司など) - 私有地(個人の土地)
→ 土地所有者に直接確認 - 道路・橋
→ 管轄の警察署 - アミューズメント施設(テーマパーク・遊園地)
→ 運営会社・管理会社
たとえば、お寺や神社でドローンを飛ばしたい場合は、その施設の管理者(住職や宮司)に直接許可を取る必要があります。
ドローンを飛ばす場所の管理者を調べる方法

アイミ
許可が必要なのはわかったけど、そもそも誰に許可を取ればいいの?

キリヒラク
そんなあなたのために、主な管理者の探し方を解説!
(1) Googleマップで土地の所有者を特定する
- 「○○公園」「○○神社」など、名称をチェック!
- 会社や私有地なら、会社名を調べる。
(2)自治体のホームページを確認する
- 「○○公園 ドローン」「○○川 管理者」などで検索。
(3)現地に行って看板をチェックする
- 「ドローン禁止」「管理事務所はこちら」などの看板を確認!
(4)役所・施設に直接問い合わせる
- 市役所や管理会社に「ドローンを飛ばせますか?」と聞くのが一番早い!
許可取得後の注意事項
許可を取った後も、守るべきルールがあります。
(1)飛行計画をDIPS2.0に登録しよう
- 許可を取ったら、実際の飛行計画をDIPS2.0に登録!
- これを怠ると、せっかくの許可が無効に…。
(2)周囲の人に配慮するに登録しよう
- ドローンは音が大きいので、事前に声をかけるのがマナー。
- 第三者や目的外の建物などの撮影は極力せず、SNSなどへの動画投稿はモザイク処理をするなど、第三者のプライバシーに配慮する。
(3)電波干渉に注意する
- ビルや鉄塔、電波塔の近くでは、急に操作不能になることも…。
(4)天候チェックは必須!
- 強風はドローンの飛行を不安定に。また、地上よりも上空の方が風が強く吹いていることが多いため、期待の状態に常に注意する。
- 雨に備えて天気予報を把握。 予報にない突然の雨もあるため、雲の状態を見ておく。また、風が強くなってきたと感じたら雨がもうすぐ降る予兆かも。
(5)バッテリー管理を徹底
- 飛行中にバッテリーが切れると墜落の危険あり。モニターのバッテリー残量を常に見ておく。
余裕を見て、最低でもバッテリー30%は残してバッテリー交換をするのがベター。 - 交換用の予備バッテリーは多めに持っておく。
業務などでの使用の場合は、多めのバッテリーに加えて、ポータブル電源で充電できる体制を整えておくとベター。
(6)保険に加入する
- 万が一の事故に備えて賠償責任保険に入っておくと安心!
まとめ
ドローンを飛ばせる場所を探すのは大変。でも、飛ばしたときの感動は格別!

アイミ
でも、許可取りが不安…
という方は、行政書士に相談するのもアリ!
キリヒラク行政書士オフィスでは、ドローン飛行許可のサポートを行っています。

キリヒラク
あなたも、最高のドローンライフを楽しみましょう!
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